Q.満行大権現(まんぎょうだいごんげん)とは?

満行大権現_サムネイル

雨乞いに霊験あらたかな神として長きにわたって信仰される「満行大権現(まんぎょうだいごんげん)」

満行大権現とは

現在頒布されている榛名神社の御影札(みえいふだ)には、社名を包み込むようにそそり立つ奇岩が描かれています。当地で御姿岩(みすがたいわ)、あるいは御神体岩(ごしんたいいわ)と呼ばれているものです。

山中の奇岩・巨岩は、しばしば神が降臨し鎮まる「磐座(いわくら)」として聖別されていますが、御影の図案に御神体そのものとして描かれている例は多くありません。

この地に詣でた人だったら誰もが納得するでしょう。上毛三山のひとつに数えられる榛名山の中腹、深山幽谷の景観に目を奪われながら参道を進み、境内に入ると、まさに御影と同じ姿の奇岩が立っており、その内部に嵌め込まれるようにして本殿が建っているのです。

ただし、そこに祀られている神については錯綜と混乱が見られます。お札を例にとっても、現在の祭神名「火産霊神(ほむすひのかみ)・埴山毘売命(はにやまびめのみこと)」が書かれたもののほか、かつては「素戔嗚尊(すさのおのみこと)奇稲田姫(くしいなだひめ)」と書かれたものもあったといいます。

また、神仏分離以前のお札は、同じ図案に「将軍地蔵、不動明王、毘沙門天」の本地仏が描かれたものが一般的でしたが、対応すべき祭神は「埴安神(はにやすのかみ)国常立命(くにとこたちのみこと)、大己貴神(おおなむちのかみ)」(文化十一年の文書)であったり、「元湯彦命(もとゆひこのみこと)、饒速日尊(にぎはやひのみこと)、熟真道命(うましまじのみこと)」(『榛名山志』)であったりと、一致していません。

はっきりしているのは、明治以前、この神は一般に「満行大権現(ぎょうだいごんげん)」と呼ばれていたことです。

かつて満行という人物がいたといわれます。中世の縁起には、無罪の罪で流罪となった満行が絶望のあまり榛名の池に身を投げ、たちまち大蛇に変じて都の内裏に向かい、雷神となって帝に祟りをもたらしたと書かれています。

さながら天神菅原道真を思わせる話ですが、雷神は農民にとっては雨をもたらす豊穣の神でもあります。事実、満行権現(榛名権現)は長きにわたって雨乞いに霊験あらたかな神として崇められています。

満行大権現の神格

  • 榛名山(群馬県)の守護神

満行大権現のご利益・神徳

  • 火災厄除
  • 開運招福
  • 五穀豊穣

満行大権現の別の呼び方・異称

  • 榛名山大権現
  • 榛名山大権現

満行大権現を祀る主な神社・神宮

満行大権現をお祀りする最も有名な神社は群馬県高崎市に鎮座する榛名神社です。

Q.榛名神社とは?|ご利益・アクセス・駐車場など
榛名神社は群馬県高崎市にある神社です。榛名神社のご利益やご祭神、参拝日・参拝時間・所要時間・拝観料・御朱印などの参拝に役立つ情報、駐車場・地図などの行き方・アクセスの情報を掲載しています。参拝や初詣の前にご覧いただくと理解が深まるでしょう。

自然の山々や霊山の神々

満行大権現のほかにも自然の山々の神様は多く祀られています。霊山・霊峰の神々を紹介します。

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